地盤保証について
■地盤保証とは、地盤のトラブルによって住宅に損害が発生した場合に、建物や地盤の修復費用などを保証する制度です。
基礎に亀裂が生じた、ドアが閉まらない、窓の鍵がかからないなどのトラブルが起きた場合は、その原因の一つに地盤のトラブル「不同沈下」が考えられます。
「不同沈下」とは、地盤が建物の重さを支えることができずに不均等に沈下していく現象のことをいいます。
このようなトラブルを発生させないために、代表的な地盤保証では、まずは着工前に地盤調査を行います。その結果に基づいて基礎の仕様を提案し、必要であれば地盤改良を求めます。
住宅瑕疵担保履行法について
■平成21年10月1日より、住宅瑕疵担保履行法がスタートしました。この法律は、新築住宅を供給する事業者に対して、瑕疵の補修等が確実に行われるように保険や供託を義務付けるものです。
万が一、事業者が倒産した場合等でも、2000万円までの補修費用の支払いが保険法人から受けられます。
住宅瑕疵担保履行法は、瑕疵担保責任を確実に履行するための資力確保措置(保険加入または供託)の事業者への義務付け等を定めています。
これにより、消費者が安心して新築住宅を取得できるようになります。
住宅瑕疵担保責任について
■新築住宅を供給する事業者は、住宅の中でも特に重要な部分である、構造耐力上重要な部分および雨水の侵入を防止する部分(2階建ての場合、屋根、屋根からの雨水の侵入、小屋組、開口部、外壁からの雨水の侵入、外壁、床、筋交い、横架材、柱、土台、基礎)の瑕疵に対する10年間の瑕疵担保責任を負っています。
瑕疵(欠陥)があった場合に、これを補修したり、瑕疵によって生じた損害を賠償したりする責任のことを言います。